悲報

私に踊りというものを最初に教えてくださって、それがどんなに楽しく、美しく、そして厳しいものかということを叩き込んでくださった恩師が、先日お亡くなりになったというお知らせをいただきました。

ここでの自己紹介欄にも登場した「厳しくて怖い先生」です。

私が26年前にニューヨークにやって来たのも、多分この先生がニューヨークで踊っていらしたからだと思っています。なので、今私がここにいるのは、先生のお陰なんです。

 

実はずっと先生の所在を探していました。もうニューヨークで踊っていらしたのは随分前のことですし、最後に先生のお姿を拝見したのはTVのある取材番組で、それは私がニューヨークへやって来るきっかけになったものなので、30年近く前になると思います。

 

もしその後もずっとニューヨークにいらっしゃるなら、いつか2人の子供を連れて先生に会いに行きたいな・・・と思ってました。「先生にしごかれたお陰で、今こうして踊りを続けていて、2人の子供も踊ってます!」そう伝えたかった。でもそれは夢で終わってしまいました。

 

ただ、今まで30年間、全く何処で何をしていらっしゃるか分からなかった先生が、突然悲報となって

私の目の前に忽然と現われたので、びっくりと同時に、神様が導いてくれたのかな・・・という不思議な気持ちになりました。

 

実はこのブログを見て先生のご家族がご連絡をくださったんです。

こういうこともあるんだな~って思いました。

きっと先生はずっと見ていてくれたのかもしれないですね。

悲しい知らせですが、何だか嬉しくもあります。あったかな気持ちになりました。

ご冥福をお祈りします。

先生、ありがとね!